夏目友人帳 陸 第2話

夏目友人帳 陸 第2話 明日咲く  感想

塔子さんとの帰り道、岩に浮き出たきれいな花の模様に気付く夏目くん。北本くんたちと釣りに出かけた時にも見かけて妖怪の仕業かと警戒。ふと思ったけど、釣りをして遊ぶ学生って今ほとんどいないだろうな。自然が豊かな美しい土地の描写も毎回見どころのひとつ。犬の会によれば花の模様は石や岩を浄化してまわる石洗いという妖によるものだという。この話し、本当に伝わっている妖怪の話しなのかな?と思える雰囲気がある。犬の会の宴会が楽しそうで、ニャンコ先生すっかりご機嫌。夏目くんに怒られて窓に張り付いて滑っていく先生もかわいい。田沼くんと多軌さんに石洗いの話しをして、見せてやれたらどんなに・・・と思う夏目くんの空を見上げる横顔。「俺はひとりではなくなったんだな」という言葉。そのさり気ない口調がよけい深く胸にしみいる。

石洗い、ナナマキ様の登場場面に笑う。相変わらず夏目くん強い。ナナマキ様から頼みごとをされる夏目くん。弟子のことを語るナナマキ様の優しく懐かしむ嬉しそうな口調。仮面の下から時折のぞく微笑んだ眼。弟子との過去の話し。全て静かで穏やかなのにせつなさにあふれている。弟子探しを手伝うことに決めた夏目くんの優しさ。エビフライのしっぽがハートの形!先生が描いてる絵がすごくキュート。「俺もいつかここを旅立つのかな」。ぎゅっとくる言葉。師匠のナナマキ様と旅立った弟子の話しが夏目くん自身の今までとこれからに重ね合わせて心情が語られる場面に心打たれる。帰る場所、というのが常に夏目の大きなテーマのひとつであることを実感する。

そんな夜中に突然、中級妖怪たちに起こされてビックリ。犬の会集合。弟子の居場所がわかった。祓い屋に封じられたとの話しに緊張が走る。ナナマキ様を背中におぶって走る夏目くん。同じように弟子のアズマがおぶってくれたことを話すナナマキ様の嬉しそうでどこか哀しい口調。先生から、もうアズマは石洗いの力を失っていると告げられて。なんと残酷な・・・。石に大輪の花を描く美しい光景と共に封印が弱まり、先生の力で封印を完全に解いた。しかしアズマの姿はなく・・・。ナナマキ様は全てを悟っている。みんながうなだれて帰る姿が悲しい。川原の石を描いたのはナナマキ様ではなかった。川原でアズマを探す夏目くんたち。石の影から姿を現したアズマの言葉とナナマキ様との再会、涙なしには観られない;;繰り返し観てまた泣く;; 妖怪たちの優しさ、思いやりの深さ、助け合って生きる姿と共に、世のことわりを理解せず調和を乱すのが人間であることも一貫して描かれているのが夏目の世界の深さだなとしみじみ思う。

夏目友人帳 陸  公式サイト


          
関連記事