ヴァンパイア騎士の記事

LaLa7月号 ヴァンパイア騎士 最終回

LaLa7月号 ヴァンパイア騎士 最終夜  感想

ネタバレです。ご注意ください。
表紙、巻頭カラー、ふろくと揃った華やかな最終回で良かった。ひっそりした最後
だったらやはり寂しかったと思うので。巻頭カラー、美しいです。枢様の紅い瞳を
こうして見るのも最後かと思うと感慨深い・・・。今までの表紙やカラー扉絵の絵柄が
たくさん使われているふろくのトランプは永久保存版のコレクションアイテムみたいな
感じがする。かなり豪華で貴重なふろくではないかと。

すでに心臓を手にしていて炉のなかに投げ入れた場面で始まっていて驚いた。
止める場面があるものと思っていたので。優姫も零も間に合わなかった。こうなって
しまったからにはもう・・・。枢様の過去を振り返る言葉と共に、今までのいろいろな
場面を思い出す。この言葉から今までの状況や心情を整理して考えると、誰かに
犠牲になってもらう形で優姫を人間にして、巻き込まずに純血種を滅ぼすつもりでいた。
しかし優姫と共に過ごしたいという想いからすぐに決断できなかった。その逡巡から
優姫自身が自分から離れてゆくように、兄ではなく始祖であることを明かしたり、藍堂の
父親を殺したように見せかけたり、様々な思惑に逆に巻き込むことになり、かえって
つらい思いをさせることになっていった、たぶんそうゆう感じなんだろうと思う。

罪を償う、そのために新しい親金になる。不幸ではなかったと言ったのは救いかも
しれない。突然、「二人は一緒にいるべきだ」と言って優姫と零を抱き寄せたのには
意外すぎて驚いた。かなり唐突に思えて。4月号(第90夜)の行動にしてもそう思って
いたとは考えられないのだけれど、モノローグで心情が説明される場面があったわけ
ではないのでどんな解釈も可能ではある。ずっとそう思っていたけれど最後まで
言えなかった、とか。なんにしても哀しい・・・。茨の形態に変化したブラッディローズが
建物全体を破壊する勢いで現れた時点で、純血種を全て滅ぼしたのかと思ったの
だけれど・・・。ベッドに座っているのは星煉?、後ろ姿は海斗だろうか。藍堂の力で
氷漬けの状態になっている枢様。最後の最後にようやく零が素直に自分の気持ちを
告白してくれた。優姫は何も応えてはいないけど瞳には涙が。この状況では仕方ない
とはいえ、少しでも何か言って欲しかった気もする。

その後、純血種も協会も存続して拮抗共存という説明に、結局この時点では何も変える
ことが出来なかったのかと少し残念に思った。依砂也さんは何もすることなく消え、
藍堂は玖蘭家でヴァンパイアを人間にする研究を発見、研究の完成を目指すことに。
零の後ろ姿を見つめるまり亜は零を本当に想っていたのか、零を通して壱縷を想って
いたのか。ハッキリとは描かれていないけれど、頼ちゃんは海斗と結ばれ、夜刈さんと
星煉も恋人のような関係になったのだろうか。暁と瑠佳も支葵と莉磨も、みんな
それぞれに幸せな余生を過ごしたことを感じさせる。拓麻は枢様のお墓をずっと守って
いたのか・・・なんか凄く拓麻らしいなと思ったし、拓麻が眠っている枢様の傍にいて
くれたのかと思うと個人的には救われる。

千年後。ここからは誰がどうなったのか、その後どうゆう状況になったのか、明確な
説明はないので個人の推測です。零はいないし過去形で語られているので、ここは
おそらく零のお墓だろう。ほんのひとコマだけど、ふたりで幸せに過ごしていたのが
感じられる。炉の火が落とされて心臓を取り戻したということは、純血種は全て絶え、
ヴァンパイアと協会の対立が無くなり、共生する社会が実現したということなのか。
扉の形から学園の廃墟だとわかる場所。優姫の傍にいるのは二人の子供。枢様は
全く変わらぬ姿で眼を覚ました。優姫が自分の命を使って人間として目覚めさせた。
とても予想外のラストでした。まさかこうなるとは・・・。状況の背景が不明なので
正直なところ明確にはよくわからない部分もある。でも未来への希望や救いとして
描いているのは間違いないと思うので、これで良かったのだと思う。

思い返せば読み始めてから7年くらい経過したのか・・・当初はこれほど長い付き合い
になるとは思っていなかった。学園編の終盤の頃は本当に毎回夢中で読んでました。
久しぶりにファンブックも読み返して思い出にひたってしまった。懐かしい・・・。
ある時点から推測や脳内補完で読むことが多くなり、感想を書くのに迷うこともかなり
多かったけど、今となってはいい思い出のようなもの。無事に最後まで見届けることが
出来て本当に良かった。時間が出来たらまた1巻からまとめて読み返してみたい。



          

LaLa6月号 ヴァンパイア騎士

LaLa6月号 ヴァンパイア騎士 第92夜  感想

ネタバレです。
零、思い出した。術式のブレスで止めようとしたのも抑えて血を吸って記憶を取り返した。
ここまできてやっと零が自分から行動して自分の意思で決めることを決心してくれた感じ。
零が「俺とこの学園を守れ」と言うとは思わなくて嬉しかった。その言葉に応えて枢様が
現れたのも。夜刈さん、暁、瑠佳、支葵、莉磨、そして拓麻。みんな総登場で純血種から
学園を守る。学園編の終盤と同じ雰囲気になってきた。みんな揃って出てきてくれて、
本当に良かった。拓麻カッコイイ。瑠佳の視線の先の人物、純血種の一人だと思うけど
どこの家の人だろう。

藍堂が赤面してるのがすごくかわいくて、もう本当に最後までいいキャラだな~と。
シリアスななかで本当に貴重な存在。優姫、ナイトクラスではなくデイクラスの制服に
着替えて、かつてのガーディアンの姿に戻って再びアルテミスをその手に。やはりこの姿が
未だにいちばんしっくりくる。凄い勢いで走って来た優姫に引っ張られてゆく藍堂も面白い。
零が今まで常に一歩引いてるような態度で、多くを語らずに耐えているイメージが強かった
だけに、ようやく素直に本心を口にしてくれて嬉しい。こうゆう零をたくさん見たかったの
かもしれない。その言葉に枢様が満足したかのように、微笑んでるように見えて・・・。

しかしブラッディローズの銃身にも亀裂が走り、もう武器が長くもたないことが現実に。
それに気付いた枢様。ここで見送るのは拓麻なんだなぁ・・・。拓麻の言葉に枢様が
頷いた脳内妄想。「君は結局・・・そういう奴なんだ」。この一言、なんかぎゅっとくる。
優姫が辿りついた時、すでに枢様の姿はなく、ひとり炉に向かい・・・。ここで次号に
続いてしまうのかー!。

あとラスト一回というのがまだ信じられない気持ち。予想はいろいろしているけど、
ついに最後を見ることになるのかと思うと、今からすでに感慨深い・・・。
早く読みたいような、読みたくないような。どんな形であれ、みんなそれぞれに
救われる結末になってくれることを祈ります。


名場面特集は拓麻。あれこれ思い返して、ひたってしまった。子供の頃から枢様の
いちばん近くにいて、いちばん心情を理解してるのは拓麻だとずっと思ってきた。
枢様と拓麻の関係がとても好きなのは最初からずっと変わってない。ふたりの子供の
頃のエピソードとか、もっといろいろ見たかった。他にもいろんなキャラの見たかった
場面がたくさんあると思うと、ああやっぱり終わるのは寂しいなぁ・・・。



          

LaLa5月号 ヴァンパイア騎士

LaLa5月号 ヴァンパイア騎士 第91夜  感想

ネタバレです。
屋敷の外で何が起こっているか、気配で察するふたり。目線の動きのコマがいい。
枢様に「守らせて」と言われたらもう動けない。とりあえず海斗が無事で良かった。
零のもとに枢様が助けにきて、ふたり並んで敵を迎え撃つとか、個人的に嬉しい展開。
といってもバトル描写はなかったけれど。そこは脳内補完するしかない。思い出せない
記憶に戸惑う零。屋敷を離れてハンター協会になっている学園へ。最後の舞台はやはり
この場所になるのか。拓麻たちも一緒だ。久しぶりに頼ちゃんが出てきて嬉しかった。
ここで会いに来てくれて良かったと思う。

零が入れられていた牢。あの時、壱縷が全てを託して消えた場所。そこに今は枢様が。
「どうするのが本当の―」。続く零の言葉は何だろう。生き方、か・・・?。壱縷のことは
思い出せても言葉の意味が思い出せないもどかしさ。連れてこられた客は依砂也さん。
優姫を人間にするという約束を果たしに来た。枢様の言葉、せつない・・・。自分は闇の
なかで生きることを選び、優姫には太陽の下で生きることを望むのが・・・。依砂也さん、
彼もまた長く生き過ぎた、その悲哀を感じる。零、優姫の姿に過去の光景が少しづつ
蘇って。やっぱり零は止めてくれると思っていた。涙が手に落ちた瞬間、思い出した。
全てを。最後のページ、零がハッキリ言ったのがカッコ良かった!。

いろいろ予想はしてみても、この展開からあと2号で終わるなんて・・・。本当にどう
なるのだろうか。今回の名場面特集は藍堂。過去のいろんな場面を思い出して懐かし
かった。コワかった時もギャグだった時もかわいかった時も優しかった時も、本当に
いろいろあったなぁ・・・。



          

LaLa4月号 ヴァンパイア騎士

LaLa4月号 ヴァンパイア騎士 第90夜  感想

ネタバレです。
枢様、もうずいぶん前から終わりにしたがっているようにはみえる。支葵と莉磨が
出てきてくれて嬉しかった。拓麻がちゃんと傍にいてくれることも。きっと最後まで
一緒にいてくれるよね・・・。支葵がいつも拓麻の本意を理解してハッキリ言って
くれて、そのたびとても救われる。莉磨に対して初めて自分から「そばにいて」と
手を差し出して素直に言ったのもとてもカッコ良かった!。支葵、すごく男らしくて
以前よりもずっと大人になった感じで嬉しい。

玖蘭邸の警護のため、優姫の記憶をなくした状態で枢と再会する零。覚えている
ことと覚えていないこと、曖昧な状態のまま。零が来たことを気配で察知しても
出てはいけない優姫。「それより二人でお話ししよ」、このセリフすごくかわいい。
優姫をムリに連れてきて、零と顔を合わせて、一緒にお茶して。枢様、零が本当に
記憶を失くしてるかどうか確かめようとしているようで。でも零の前で優姫の血を
吸うとまではさすがに思わなかった。枢様・・・。今までのいろんなことの復讐を
したいようにも、自分自身を傷つけたいようにも、未だ優姫に自分を嫌わせようと
しているようにも思えて。弱さも繊細さも狡さも愛憎も、複雑な感情渦巻きすぎて。
哀しいけど、叩かれた後の瞳、好きだ。もう戻れない、って言葉に軽く抉られる。
眠っている枢様。優姫が手に持っているのは人間にするための道具(本?)だろうか。
でもその前に眼を覚まして手を取られた。

海斗は零に気付かせようとしてる。記憶を奪われたことに強い憤りを感じてる。
それを隠したりしないのは海斗らしい。恐れることも憂うこともなく、いつでも
真っすぐな態度で零に立ち向かってくれるところが好きだ。小説版の時から
気が強くて気性も荒い、精神的にも強いキャラに描かれている感じがしている。
零を庇って傷を負った海斗がすごく心配・・・。ここまできて途中でサヨナラは
どうかしないで欲しいけれど・・・。本当にどうなるんだろう・・・。



          

LaLa3月号 ヴァンパイア騎士

LaLa3月号 ヴァンパイア騎士 第89夜  感想

ネタバレです。
扉絵カラー。枢様と優姫。文字かぶり無しで見てみたい。手錠のデザインが
アンティークみたいでとてもステキ。

ついに最終章スタート。零の抵抗も叶わず記憶を消されてしまった。再び学園を閉鎖
してこの場所を協会本部に。理事長はともかく、海斗は零との別れを最後にもう登場は
ないと思っていたのでかなり意外。最終章だからもう優姫、零、枢の三人の関係だけに
焦点を絞った展開になるのかとばかり思ってた・・・。ハンターと夜間部の生徒たちが
共に協力してる姿は理事長の理想が少しでも叶った感じ。零と優姫は旅に出たはずが
またここに戻って来た状態。零、本当に優姫のことを忘れている。飢えも消えている。
今の時点では、ということで、まだどうなるかわからないけど・・・。理事長も海斗も
周りはみんな複雑だろう。追う必要がなかったのは、新たな炉にくべる心臓を提供する
ために枢様自らこの場所に理事長を訪ねてやってきたからだった。

ここでようやく藍堂のお父さんが殺されたのではなく、生きていることが判明!。
あの時、藍堂のお父さんに告げていたのは計画のために手を貸して欲しいという意味の
ことだったのか。藍堂、お父さんに無事に会えて良かった。これは本当に良かった。
突き放すためといっても、そこまでしなくても・・・でもそれがいつでも枢様の考え。
理事長が優姫を連れて行けと言ったのは意外だった。理事長は炉に心臓をくべることを
本意ではないと言っている。これから親金がない状態でどう解決するつもりなのかは
まだ不明だけれど。優姫、依砂也さんに頼んだことも知っていた。過去を振り返ると、
とても遠いことのように感じる・・・。あああ枢様・・・どこまでいってもどこにも辿り
つかないせつなさ・・・。零を自分の自由にできると思っているのではなくて、優姫の
本心をわかっている、という解釈もおそらくできる。僕の愛し方じゃ心から笑わないって
哀しすぎる言葉がそれを物語っているとも思える。そしてこのままふたりが結ばれて
しまう、というとても予想外な展開に驚いた・・・本当にこれでいいのだろうか・・・。
人間にするつもりできたんじゃなかったのか。その決意はもう消えてしまったのか。
それとも、もう最後だから・・・??。最後の思い出という感じなのだろうか・・・。

橙茉の当主も縹木夫人も枢様が協会の新たな親金になろうとしていることをすでに
知っている。どちらにしてももう純血種の敵は玖蘭枢で覆らない。そして今度は、
協会は更を保護したのと同じように玖蘭の屋敷を護衛するのか・・・。いつまでも
純血種同士の争いに振り回されるハンター協会。その護衛と監視に零が・・・。

学園編が終わってからの数年を振り返ると、主人公の揺れ幅が右に左にかなり大きい
ので、どこに視点を置くかによって読み手側が受ける印象がそれぞれに相当違うとは
思っていた。そしてここまで来てもいまだ定まらずに二転三転している印象が強い。
そのせいなのかどうなのか、誰にとって何が幸福なのかもうわからなくなってきて
しまった・・・。主人公と結ばれて終わるのがハッピーエンドではなく、もしかしたら
ひとりひとりが自分の選択で自分自身の人生を生きる決意をすることがいちばんの
幸せなのかなと、ふと思った。それが出来ない現状がすでに用意されていることが
いちばん哀しいのかも。



LaLa1月号 ヴァンパイア騎士

LaLa1月号 ヴァンパイア騎士 第88夜  感想

ネタバレです。
扉絵カラー。仮面舞踏会の零と優姫。美しい絵です。紫色、好きな色だ。

ロングの黒のマントとか、もうそれだけでそそられる。キスしていたところを
ちょうど見られた感じ、だろうなぁ。枢様が向かったのは依砂也さんのところ。
依砂也さん、とても理知的な雰囲気で。枢様の前に跪いた場面に少なからず
驚いた。他の純血種とは違う態度。理事長と古いつきあいで、枢様のことも
以前から知っているからかもしれない。枢様は樹里さんがしたのと同じように、
いつか自分の命を使って優姫を人間にするつもりだった、と。これは前にも
それとなく理事長に話している場面があった。最終的にそれが目的で、その後の
危険を排するために全ての純血種を滅ぼそうとしているのか?と考えたことも
あったけど、藍堂の父親を殺した理由には繋がらない。

けれどもうそれは出来なくなった。マントの女性の意志を引き継ぐために、
自分が新しい親金になる・・・。依砂也さん・・・唐突な申し出にもかかわらず、
その言葉だけで全てを理解して替わりを務めると返答。理事長との関係を考えると
親金になるのは依砂也さんのほうかとも思うけれど、これは優姫の出方次第で
わからない・・・。私の夫と言っている女性はおそらく縹木家の奥さんで、
弟という言葉が出ていることから、隣にいるのはたぶん橙茉のお姉さんだろう。
やはり支葵も莉磨と一緒に来ていた。枢様・・・また消えてしまうのですね・・・。
支葵と莉磨も連れて行ったのは拓麻だよね。拓麻、もう全てをわかった上で共に
行動しているのだろう。

舞踏会は終わり、かつての学園での舞踏祭のことを思い出す優姫。懐かしい。
もしも普通の人間同士として出会っていたら・・・。何となく、先の展開を予感
させるような場面。「俺たちに接点は無い」、と答える零が少し意外だった。
優しい言葉をかけるのかと一瞬思ってしまって。零の血を吸うのかと思わせて
違った。術式のブレス、最初に着ける場面が出てきた時から、いつどうゆう形で
使われるのだろう?とずっと期待してた。それから数年が過ぎ、もうあの設定は
出てこないのかと思っていたら、ついに、ようやくここで!。消える、というのは
記憶を吸っていたのか。そんなことまで出来るとは。零を動けない状態にして、
ひとりで行くつもりなのか。優姫が枢様と同じことを考えていたのは予想外でした。
玖蘭家に立ち寄ったのは術式の方法を調べるため、それなら自然に説明がつく。

次号はお休み。3月号から最終章とのこと。ついに最終章か・・・。
学園編の頃、ここまで長くなるとは全く予想してなかったな・・・。
どうなるのか未だ想像はつかないけれど、哀しい終わり方よりも少なからず
救いがありますように・・・。



LaLa12月号 ヴァンパイア騎士

LaLa12月号 ヴァンパイア騎士 第87夜  感想

扉絵、雰囲気があってステキです。前回、かなり思わせぶりな感じで家に戻って
きたので、ここで何かあるのかと思っていたら・・・おや?特に何もない??。でも、
済んだと言っているので何かしてきたのか、単に内部を確認しただけか。電車で
移動中、自分だけでなく零の状態にも気づいた。零の顔の上に落ちた血はどこから?
よく見たら、優姫が自分の首から血を流してた。零・・・せつなくて哀しくなる・・・。
でもあの場面では、とか過去の事を考えてしまうんだけど、たぶん今現在の状態は
こうゆう方向なんだろうと・・・。頭で考えるよりも感覚的に受け取るべきなのかな、
とゆう気がする。

依砂也さんから仮面舞踏会の招待状が届いた。会いに行くよりも先に。依砂也さんが
無事で本当に良かった。すごくホッとした。まさか?と思っていた時もあったので。
依砂也さん、やっぱりステキな人だ・・・。この人の穏やかな雰囲気、好きだなぁ。
莉磨もやって来た。一緒にいるのは支葵とナイトクラス生かと思ったけど、莉磨と
他三人というのが気になる。瑠佳がまだ療養中だと考えると、ちょうど三人・・・
う~ん、どうだろう。素顔で接していても、仮面を着けているようだった優姫と零が
本当に仮面を着けて、素性も表情も隠して、初めて語り合える本心。すごくせつなくも
美しい感じで、いい場面だなぁ。昔の思い出も哀しくてあたたかくて美しい・・・。

枢様、登場までにもう少し時間かかるかと思ったら意外に早かった。普通に考えたら
もちろん依砂也さんを狙って来たのだろうけれど、こんなに早く再び姿を現すなんて。
今のところ悲劇しか思い浮かばないのが何ともツラい・・・。それでも、今号の
零と優姫の場面を大切にする意味でも、また”振り出しに戻る”という状態に
ならないことを願います。今までにもう何度かそうゆう状態を繰り返しているような
気がするから余計に・・・。



LaLa11月号 ヴァンパイア騎士

LaLa11月号 ヴァンパイア騎士 第86夜  感想

ネタバレです。
扉絵カラー。優姫。洋服かわいいなと思ったら簡略化はされてるけど本編でも
同じ服装だった。鍵をネックレスのようにつけてるのもちゃんと意味があった。

一時期、頼ちゃんの身を本気で心配したこともあったけど、結局無事に終わった
みたいで良かった。建物崩壊時に夜刈さんが星煉をかばっていたとは意外。
でも夜刈さんてそうゆう人だよな。口ではキツイこと言うけど実はいろいろ考えて
いろいろ救おうとしてるタイプだと思う。ただ方法論が違うだけで。更が消えたら
夜間部がガラッと変わってた。共通の敵、か。もうそうゆう認識なのか。藍堂が
後は任せろみたいな感じになって、闇タブレットの件も解決してくれることに。
暁とちゃんと和解するとこ見たいけど、もうこの雰囲気だと難しいかも。

枢を追うために、学園を後にした優姫。共に行こうとする零。ここに海斗が
来てくれたのは個人的にかなり嬉しかった。ノベル版から海斗が登場した当時、
ホント自分のなかでテンション高かった。零と海斗のコンビが大好きだった。
背中合わせで戦う妄想激しかったのが懐かしい。海斗の、沈黙するよりも
ストレートに言葉をぶつけるところが好きだ。でも言ってることは本心とは
違ったりして、夜刈さんとよく似てる。零の覚悟をしっかり確かめようとしてる
ところにかえって愛情を感じる。ふたりとも似た境遇だけに深いところで理解し
あってて。その想いがあるからこそ、何を伝えようとしてるのか本質がわかってる
からこそ、海斗の手を握る零にグッとくる。その背を支えるように伸ばされた手も、
逆に海斗を慰めてるように見えて。その姿があの時の壱縷と重なるとか、あああ
この場面あって良かったホント良かった。その後しっかり殴り返すところも本当に
海斗らしい。そんなふたりを双眼鏡で観察してる理事長!(笑)。隣には師匠の
夜刈さんもいて。理事長の言葉、いいなぁ。理事長も夜刈さんも海斗も、それぞれに
零のことを心配しつつ見守ってきた人達で、彼らが送り出してくれたことが嬉しい。
あ、なんかアツく語り過ぎた・・・反省。

優姫と零がふたりで歩いてるとこ、少しだけ数年前に戻ったみたいでかわいいな。
すぐに目的地に到着。鍵は玖蘭家本邸のものだった。一緒に生きられない、枢の
もの、そんな言葉に対して意外にも零が冷静で、そんなことより真実を知りたい、
全てを見届けたい、という感じで返すのが印象的でした。最後の旅でふたりが
どんな真実に辿りつくのか、長くなるのか短くなるのか、枢様はこれからどう
なるのか、気になることはたくさんあるけど、ようやくいちばん知りたかった
終着点に辿りつくのかと思うと感慨深いものがあります・・・。

LaLa10月号 ヴァンパイア騎士

LaLa10月号 ヴァンパイア騎士 第85夜  感想

ネタバレです。
もう扉絵から拓麻~って感じで、私個人的にはちょっと哀しい。更が助けて、とか
言うと思わなかった。その姿を見つめる優姫の反応も意外だった。もっとショック
を受けるかと思っていたのに冷静。枢様はもう、やるべきことは終わったという
雰囲気。武器を取り込もうと暴走し始める親金。久しぶりにマントの女性が。
枢様、最初から彼女が遂げられなかった想いを、意志を引き継ぐ覚悟を決めて、
ひとり孤独に戦ってきたのかと思うとせつない・・・。それは愛より強い覚悟と
いうべきか。マントの女性の表情は、悲しんでいる一方で感謝しているようにも
みえて。言葉にならない想いを伝えるように、彼女が手を差し伸べた瞬間、粉々に
砕けた親金。崩れ落ちるハンター協会。そして枢様は、優姫が伸ばした手を
すり抜けるように、またひとりで去ってしまった・・・。

更と拓麻がこんなかたちで描かれるとは・・・いや、最初の出会いから振り返れば
意外ではないのかな。でも個人的には拓麻が更に心惹かれて、みたいな展開は
全く想像してなかった。それくらい枢様と拓麻の関係ばかり考えていたんだな。
眼の前で更が砕け散る姿を見た拓麻。全てを見届けるために枢様の背中を追う。
これからどうなるのかものすごく気になる。まだ残っている純血種といえば・・・。
その場合、再び理事長と争うことになるのか。でもまた同じ展開とは考えにくい。
ハンター協会は崩壊した。親金が消えたのなら新たな武器を作り出すことも不可能。
元老院はとうにない。対立する組織そのものが消えたことで、和解の道に進んで
いくような気もする。果たして本当に決着となるのかどうか・・・。

LaLa9月号 ヴァンパイア騎士

LaLa9月号 ヴァンパイア騎士 第84夜  感想

ネタバレです。
扉絵が藍堂だったのはちょっと意外だった。更がつくりだした闇タブレットは
藍堂が解決に向けて動き出すようで良かった。藍堂、いざという時には頼りに
なる人だと再認識。当時の夜会を振り返る生徒たちの言葉がせつないなぁ。
優姫の背中から羽のような形で蝶の化身が生まれているように見える。最初に
見た時何故、零がブラッディローズの荊棘で止めてるのかわからなかった。二度見
して首筋に剣をあてられてることに気付いた。枢様は変わらず、穏やかな表情に
見える。いや、穏やかというより哀しい。むしろ諦観というのがいちばん近い?。

ここで溶鉱炉の話しが出てきたので、何か関係してくるのか?と思っていたら。
更は零を言葉で操ろうとしてるけど、零は自分の意思で動いてる。零が顔を手で
おさえてるところが気になる。何か先に察知して感じてるようにみえて。親金の
銃を手にしている零には何か反応するものがあったという描写なのかな。始祖の
女性の心臓が溶けている親金が溶鉱炉から這い出てきて、という展開は予想外で
驚いた。支葵と莉磨が登場して、個人的に嬉しかった。恩人、か。李土の時の
ことだろうな。拓麻を想ってくれる支葵の優しさが嬉しい。でもやっぱり枢様を
止めるのか拓麻・・・。建物が崩壊した後、みんなの立ち位置が突然変わっていて、
拓麻が零に銃口を。拓麻・・・そんな哀しいことは言って欲しくなかったけど・・・。
結局、誰にも優しすぎたのかな。最後まで枢様を倒すことにこだわり続ける更。
それに対する答のように、下から這い出してきた親金が更の体を貫いた。これで
生きているとはちょっと思えない。意外な末路。

前回の感想の最後に書いたけど、更が倒れるという結果は同じでも、誰が?では
なく、どうゆうかたちで?の方が重要だったらしい。三人で本気の戦いをするとは
思えず、更の気をそらしておいて枢様が隙をみて止めを刺すのか、あるいは零も
結果的に協力することになるのかと思ってました。とりあえずはこれで、長かった
更の物語がようやく終わることになるのかな・・・。ここからがやっと本題、という
感じもする。彼女の意思=親金の意思だと思うと、最初から全部わかったうえでの
行動だったのだろうか。藍堂の父親を殺して優姫の元を去った、その理由を納得
出来る形でハッキリ明かして欲しいと思うけれど、どうだろうか・・・。