サムライドライブの記事

「サムライドライブ」 8巻 完結

サムライドライブ 第8巻 (あすかコミックスDX)サムライドライブ 第8巻 (あすかコミックスDX)
(2013/08/23)
湖住 ふじこ

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「サムライドライブ」 8巻 完結

ついにサムドラ最終巻・・・。最後の表紙は晴馬と伊吹のふたり。もうこの表紙見た瞬間、
何とも言い難い気持ちになりました。今月(10月号)のASUKAのふろくポスターにもなって
いるけど、ポスターの大きさで見るとふたりの瞳の美しさが際立っていて感動的。とても
カッコ良くて好きな絵です。カバー裏の晴馬と伊吹は7巻で祝勝会を約束していた、あの
絵なのですね・・・;;。さらにカバー下を見て驚いた。まさかこんな絵が隠れているとは!。
晴馬と伊吹の間に共に戦ったみんなの姿・・・。もうこれを見ただけで胸に迫るものが。
カラー口絵はみんなの正装姿。至誠館生の覚悟とけじめの特別な”白”。それを思うと
本当に礼服は特別なんだと実感する。以下、ネタバレを含む感想です。

連載時に全て感想書いているので繰り返しのようになってしまうけど、もう最初の恋の
場面で早くも泣きそうになった。ストーリー知っているにもかかわらず、読んでいると
自然と涙が・・・。コミックでまとめて読むとより心情がストレートに伝わってくる感じで
余計に泣ける。みんなが晴馬のために命を懸けて道を切り開き、必死で戦い続ける。
芹澤さんが筆頭と名乗るところ、あれがあの人の男気なんだろうなと思う。秀人さんと
義親の共闘はとても意外だった。仁さんと秀人さんと義親。今まで三人の過去が詳しくは
わからなかっただけに、子供の頃のエピソードが出てきたのは嬉しかった。子供の頃から
変わってない。連載で読んでいた時点では義親は倒れることはないと思っていたので
ショックでした・・・。一姫ひとり残して逝くわけはないと思っていたから・・・。一姫が
ひとり家で待っている場面、何度見ても泣ける。晴馬、仁さん、そして隣に立つ秀人さん。
彼らの思いをけして無駄にはしない、必ず繋ぐという秀人さんの壮絶な生き様に打たれる。
どこまでも仁さんを追いかけてゆくその背中に。仁さんの言葉は、やはりこれからどう
なるのかわかっていたんだろうなぁ。それと同時に秀人さんを心から信頼していたのが
伝わってきて・・・。

みんな順番にそれぞれの相手と対峙する展開に連載時はとても緊張しながら読んでいた。
ついに相馬兄弟の番か!と。#34、最後の対決を前にそれぞれの剣への想いが語られる。
ここでこのエピソードが読めて良かった。伊吹が迷いや葛藤を吐きだして、それを主税が
力強く諭す場面も含めてとても好き。最終話。玲爾が抱えている複雑な感情。彼もまた
誠士郎に憧れ続け、執着し続けた人物なのだと思う。卑劣な敵であっても玲爾は好きな
キャラだった。歪んだ感情がむしろ魅力的でした。彼には彼の論理がある。そして
雪也さんはどう動くのか、とても気になる存在だった。晴馬を庇ったあとの涙、最期まで
晴馬のお母さんへの強い思いに縋って生きてきたのかと思うと・・・。晴馬と玲爾の戦いに
伊吹が駆けつける場面、とても好きだ。二人がかりでも劣勢に陥り、互いの感情が逆転して
いくようなところ、晴馬の言葉、晴馬と伊吹の互いへの想いが怒涛のように描かれていて
圧倒される。ついに玲爾を倒した。けれど・・・晴馬の最期の笑顔と「サンキュ」という一言に
全てが込められている感じで、もうなんと表現したらいいのか・・・。

番外編はつい最近読んだばかりな印象で記憶に新しい。大人になった伊吹、真樹雄、
相馬兄弟、源会長、泉秋、生き残ったみんなの姿をこうゆう形で見ることが出来て
とても嬉しかった。エリナも春日さんも紫も一姫もみんな登場してくれて。伊吹の
「寂しい」という一言は何回眼にしてもぶわっとくる;;。ずっとひとりで抱え込んでた
想いにようやく決着をつけることが出来て、みんなの手で至誠館の幕を下ろすことが
出来て、とても良かったと思う。そして最終話と同じく、未来を感じるラストがすごく
良いです。終わってしまったのではなく、残された人達の手でまた未来に繋がってゆく。
それがとても素晴らしいと思う。

最後のページの質問への返答も興味深く読みました。あとがきを読みながら、
連載開始当初に出会ってからこうしてラストを迎えて最終巻を手にしていることに、
ただのいち読者でありながら感慨深く思った。晴馬たちの姿を最後まで見届ける
ことが出来て良かった。彼らの生き様が本当に魅力的で強く惹かれた作品でした。
またどこかで再び彼らに出会えることを願って!。



          

ASUKA9月号 サムライドライブ外伝・後編

ASUKA9月号 サムライドライブ外伝・後編  感想

ネタバレです。
扉絵の晴馬と伊吹、もうこの絵を見ただけで胸打たれました。晴馬の表情も伊吹の
笑顔も眩しくて。シロウもいるし。

伊吹も真樹雄もカッコイイ;;。伊吹が九重家に毎月通っていたことに驚いた。それで
お父さんからケータイを渡されていた。メールは伊吹への名前だけであとは空白・・・。
何か大事なことが書かれていたのかと思っていた。何も書かれていなかったからこそ
伊吹はずっと気にし続けていたのか。言いたいことがあるのに、けして言おうとしない
伊吹に、その言葉がわかってもハッキリ言わせようとする真樹雄。もう伊吹のあの一言
あの表情を見た瞬間、涙が出そうになった・・・。この感情こそ生き残ったみんなが
ずっと抱えてきたいちばん率直でストレートな思い、そして読者の思いまで含めた
みんなの感情そのものかと思うと・・・。泣いていいと言うように伊吹の肩を抱く
真樹雄も泣ける。ようやくわだかまりが無くなって、伊吹の心が晴れて、本当に
良かった。

至誠館の取り壊し反対に屋上に立つエリナの金色の髪。伊吹とエリナの過去を
思い出す。担ぎ出されようとしたエリナが叫んだ言葉に激しく掴まれる感覚。
晴馬と同じ思い・・・。エリナは自分のためではなく伊吹のために奪わないで、と。
階段から落ちてゆくエリナと晴馬のケータイ。エリナの腕を掴んだ伊吹に、もう
過去には捕らわれないという決意を感じる。ケータイは壊れてしまった。でも、
もっと大事にしなければいけないものに気付いた。突然のプロポーズに驚いたけど
伊吹らしいな。エリナ、本当に伊吹のことよくわかってて優しくて。すごい理解者。
思い出や絆は建物や場所にあるわけじゃなく、それぞれの心の中に。
晴馬が伊吹に伝えようとした言葉は「ありがとう」だったんじゃないだろうか・・・。

突然、泉秋が出てきてビックリした。影も。ちゃんと生き残っていたんだ。両眼を
自ら失っていたことにも驚いた。でもすごく泉秋らしいし、あの頃と変わってない。
彼も心根は同じ至誠館生。そして主税自ら至誠館を壊すのも、最後にふさわしい
幕の引き方という感じがする。かつての仲間たち、真樹雄の家族、晴馬のお父さん、
春日さん、紫、一姫、齋藤家の人達、そして伊吹とエリナ。みんなが見守る前で。
みんなが立っている見開きを見て自然と涙が出た。本気で泣いてしまった。
志同じくして共に歩んだ仲間たちがいないことが寂しくて、いつでも傍にいて
くれることが嬉しくて・・・。数年後、最終回と同じ場面に繋がってゆくのもとても
良かった。彼らが握った剣が子供たちの世代に受け継がれてゆく希望のある未来に
何度読んでも救われる。これからもみんな共に生きてゆく。その想いが清々しく
美しく思えて。

これで全て終わってしまった;;。でも寂しいのと同時にどこかすっきりした晴れやかな
感じもして、この外伝があって本当に良かったと心から思う。連載開始当初から
本誌で読めたことが今思えば本当に幸運でした。このマンガに出会えて良かった!。
コミック最終巻が8月に発売とのことで、そちらも楽しみに待ちたいと思います。



          

ASUKA8月号 サムライドライブ外伝・前編

ASUKA8月号 サムライドライブ外伝・前編

ネタバレです。
サムドラの外伝、伊吹と真樹雄の番外編の前編。冒頭から25歳の大人になった
伊吹が登場してビックリした!。伊吹、25歳か~!と妙に感慨深くまじまじ見て
しまった。髪が伸びてナチュラルにイケメン。エリナと縁が繋がっていて良かった。
相変わらずエリナのほうが強いみたいだけど。サブタイがプロポーズなのでふたりが
結ばれる話しだと思うけど、メインは伊吹と真樹雄。扉絵で後ろ向きに立っている
人物が春日さんに相馬兄弟??でも他の人は??。この時点ではいつの誰なのか
ハッキリわからなくて、それが読んでいるうちにわかってくるのが面白かった。

伊吹の職業に再びビックリ。保育士っていちばん想像つかない感じで。晴馬が残した
メールがストーリーの鍵になっているようで気になる。伊吹の作り笑顔に気付いてて、
本心を見せない伊吹に苛立つエリナ。春日さんともすっかり親しくなっている様子。
伊吹の憂い顔が、大人だ・・・。春日さんが変わってなくてホッとした。啖呵きる
ところも春日さんだな~。伊吹に「立ち向かうご覚悟を」と言ったのは、過去と未来
両方に立ち向かう覚悟ということだろうか。真樹雄の登場場面、真樹雄だとすぐに
気付かなかった。伊吹と真樹雄が子供を挟んで再会するのが予想外。真樹雄、
すっかりお父さんになっている。伊吹はずっとみんなのこと避けてきたのか・・・。
今日は逃がさないぞ、と言わんばかりの真樹雄の厳しい眼。

連れて行かれたお店に相馬兄弟が!!てっきりあの時が最期だと思い込んでた!。
相馬兄弟があれで終わるわけがなかった。甘くみてました、反省。でもホント、
生き残ってくれて良かった;;。ふたりとも雰囲気変わってないな~。さらに源会長も
登場して本当に嬉しい!。相馬兄弟が飲み屋さんやっているのは不思議と似合う。
源会長もイメージ通りかも。真樹雄に彼女がいる設定がちゃんとここに繋がっている
こととか、それぞれの至誠館最後の日から今までの歩みを感じて感慨深い。五人で
いろいろ話しながら、あの時のみんなの後ろ姿が描かれてるひとコマに打たれる。
ついこの前のことのように思えて・・・。相馬兄弟がちゃんと伊吹の様子に気づいてる
のもさすが。そして真樹雄も。伊吹のなかではいまだに恋のことも晴馬のことも
解決してない、ずっとわだかまりを引き摺っている。そこにさらに晴馬のメールの
内容が追い打ちをかけている??。

真樹雄が伊吹を連れて行った場所は新堂道場。ネクタイをゆるめる真樹雄が
カッコ良くて、思わず仁さんを思い出してしまった;;。髪型今でも似ているし。
ふたりで久しぶりに打ち合って何を語ることになるのか。伊吹は何を知ったのか。
後編がとても気になるし楽しみで、早く読みたい!。



ASUKA6月号 サムライドライブ 最終回

ASUKA6月号 サムライドライブ #Final  感想

ついに最終回を迎えてしまいました・・・。以下、ネタバレなのでご注意ください。

扉絵の晴馬と伊吹、最後まで読んでから見返すと、ぐっとくるものがある。
玲爾の学生時代の過去回想、誠士郎、雪也さん、信親。けして大きくはないひとコマ
の彼らの立ち位置だけで、当時の人間関係が感じられる。玲爾の冷たい視線。
この冷めた表情すごくいい。晴馬に語る誠士郎への歪んだ想い。玲爾の心情には
とても興味深いものがある。セリフはなく場面描写だけで描かれた二年前の真実。
誠士郎を斬ったのは玲爾だと思っていたのに、雪也さんだったという事実に驚いた!。
この時点からすでに雪也さんがここまで思い詰めていて、玲爾よりも暗い闇を抱えて
いたことに驚いた・・・。玲爾にしてみれば念願を果たす邪魔をされた。仁さんの時も。
それでも未だ雪也さんと共にいることに複雑な胸中を感じてしまう。玲爾と雪也さんの
どこか不思議な関係にも興味を惹かれる。

晴馬の必死さと怒りと憤り、それに対して「意味など無い」とあっさり返された驚愕。
どこまでも冷静に語る玲爾。晴馬と玲爾を見つめる雪也さんの何の感情もない黒い瞳
が恐ろしくもある。しかし、晴馬が斬られて溢れる血を見た瞬間、その眼が見開かれて。
晴馬・・・誠士郎のこと、仁さんのこと、彼らのことを思いながら戦う晴馬の姿が・・・。
それでも玲爾にかなわず。止めを刺されそうになった瞬間、雪也さんが晴馬を庇った!。
「あなたをもう失いたくない」、という一言と静かに流れる涙がせつなすぎる・・・。
ずっと晴馬のお母さんを深く想い続けていたことが悲しくて。晴馬の言葉にならない
感情に、最後まで交差することなくすれ違い続けた兄と弟の末路に、胸が痛む。

みんなの姿と晴馬のモノローグが胸に迫る。見失った光は、すぐに晴馬の名を呼んで
駆けつけた。伊吹が晴馬の元に駆け寄り、腕を取る。この場面、すごく好きだ。
ふたりともとてもいい表情していて。出会いからいろいろなことがあった。思い出して
泣きそうになる。ふたりなら玲爾を倒せると思った。でも、そんな簡単ではなかった。
傷ついた晴馬を眼にして、伊吹がかつての晴馬のように剣をふるう。伊吹と晴馬の
感情が逆転していく流れが凄い。どう決着がつくのかわからぬままページをめくり、
晴馬が斬られた瞬間、ああやっぱりこうなるのか!!、と・・・。

「もう二度と 俺からなにひとつ奪わせない」。これが、この想いが晴馬の全てだった。
最初にすれ違ったあの時から、1話のラストも、泉秋に伊吹が捕らわれた時も、大事な
場面で何度も繰り返されたあの言葉。晴馬がとても落ち着いた大人の顔をしてるのが
泣ける。伊吹のモノローグの一言が泣ける。解りあえないんじゃなくて、誰よりも
解りあっていた、というのが・・・。全てを終わらせて伊吹の腕に倒れる晴馬・・・。
今までの流れから予想はしていた。それでも現実に眼にするのはつらかった。
悲しかった。

全ては静かに終わっていく。「剣は滅んだ」、の一文が胸に刺さる。それでも・・・
最後に描かれていた十数年後に救われた。道場の先生は紫だろうな。すっかり
キレイになってしまって。そしてこの少年は、この父親は、そしてこの名前・・・。
明るい希望が感じられるラストで良かった!。清々しくてサムドラらしい。
本当に最後の2pに救われた。

毎月楽しみにずっと読んできて、終わってしまったのが悲しい。晴馬たちの
最期も悲しいものだったけれど、この作品に出会えて良かった!。追いかけて
きて良かった!。晴馬も伊吹も仁さんも秀人さんも相馬兄弟も恋も真樹雄も
金田くんも源会長も義親も一姫も・・・みんなみんな好きだった。まだ外伝が
続くというのが本当に嬉しい。外伝も逃さずに最後まで追いかけます!。



          

ASUKA5月号 サムライドライブ

ASUKA5月号 サムライドライブ #34  感想

ネタバレです。
今回で最後だったのが次号に延びました!。少しでも長く読みたかったので嬉しい。
ということで今月号は最終回プロローグ。これがあって本当に良かった。

「あなたにとって剣とは」というテーマのビデオインタビューでひとりひとりに話しを
聞いていくという構成が、今のこの展開だからこそという感じで、過去のありし日の
みんなの映像がもうそれだけでせつない・・・。芹澤さんと源会長の三年生チームも
いいなぁ。至誠祭の準備をしてる時なんだなと、王子先輩が手に持っているフリルを
見て実感した。ナデシコンの衣装ですね。細かい。王子先輩、すごくいいこと言ってる。
金田くんと緑青くんが一緒に話しているのも新鮮でした。ふたりともかわいい。
恋の答えがすごく恋らしい。この映像を撮影しているのは誰なのか?。少しづつ
気になり始めて。

晴馬の答え、「信と義に生きよ」でセリフが重なるところに、撮影してるのは伊吹だと
気付いた。仁さんの答え、とてもシンプルなのに深い・・・。相馬兄弟に「お前は?」
って聞かれたところで現在に戻ってきて・・・。伊吹、未だに悩みながら、答えが
みつからないまま、それでも走る。芹澤さん、あなたまで・・・。そして相馬兄弟!。
もうすでにこんな状況になっていたことに驚いた。伊吹の涙が、言葉が、泣ける;;;;。
主税ーーー。いつでも大事な場面で大事な言葉を後輩たちに与えてくれて。
主計が何故一言もしゃべらないのかと思ったら・・・。晴馬のもとに辿りついた伊吹。
最後に何を見ることになるのか・・・。

これでついに最後へ;;。もうこの状況、心の準備が必要なのは間違いない・・・。
伊吹と近い気持ちになりつつ、心して次号を待ちたいと思います。


*湖住先生の新連載「うちの陛下が新米で。」も同時掲載されています!。



          

「サムライドライブ」 7巻

サムライドライブ 第7巻サムライドライブ 第7巻
(2013/02/21)
湖住 ふじこ

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「サムライドライブ」 7巻

ネタバレです。
表紙の鮮烈な赤と白。眼を引く鮮やかさ。刀を抜く玲爾、カッコイイ。裏表紙は
白い礼服に身を包んだ晴馬と黒いコート姿の雪也さん。赤、白、黒の配色が絶妙で
こちらもカッコイイ!。雪也さんの瞳は晴馬を見て、長い髪も晴馬のほうになびいて
いるのに、晴馬は雪也さんを全く見ていない、という構図もとても意味深い感じ。
カラー口絵、本誌掲載時にもメインキャラ勢揃いの豪華さと、カラフルで鮮やかな
雰囲気が印象的だった。人物紹介の後ろのページ、仁さんの背中に空と海の
景色が重なっている一枚もいいなぁと思う。

本誌連載時に全て感想書いているので、以下はまとめ的な簡単な感想です。
晴馬、仁さん、秀人さん、相馬兄弟、芹澤さん、源会長。誰が至誠館の頂上をとるか、
本気の戦いが始まる。仁さんの刀の一振りの迫力、別格の強さにシビれる。みんなが
仁さんに向かっていく、あの背中!。ひとりひとりの胸に秘めたアツい想いが語られ
てゆく流れ、すごく好きだ。みんなカッコイイ!!。緑青を諭す恋もカッコイイよ。
至誠館がどうゆう場であるか、みんなであらためて確認。仁さんが一気にみんなを
倒して、その後の演説がまたカッコ良くて・・・。「その影で世界守るってのも
まぁ悪くねえだろ?」。なんてカッコイイセリフなのか。想いは自然とひとつに。

至誠館が見渡せる屋上。仁さんと晴馬。仁さんの言葉に打たれる。晴馬を見る眼が
とても優しくて・・・。連載時にも衝撃だったけど、コミックで読んでもやっぱり、
この仁さんの場面は・・・。未だ上手く言葉に出来ない。秀人さんの冷静さが余計に
つらく思えて。秀人さんの視点から振り返る病院を出た日からの出来事。いちばん
近くで、仁さんの決意と覚悟を見てきた。もうこの一連の場面は本当に、言葉で
表せない。セリフもモノローグもすごく良くて・・・。それと相反するような玲爾の
冷めた冷酷さがまた良い。晴馬が初めて自らの意思でをみんなを引っ張るような
言葉を発するところに、仁さんの想いを継いで成長した姿を感じる。信親の刑が執行
され、至誠館の前には玲爾を先頭に機動隊が。もう戻れない事態に。

全面衝突を前に恋と真樹雄、晴馬と伊吹、それぞれの想いがアツい。連載時と同じ
感想ですが、「至誠館総員 出んぞ!」の場面、みんなの正装の後ろ姿、そこに
共にある仁さんの後ろ姿が本当にカッコ良くて・・・何回見ても感動的。全員、確かに
”ここ”に存在してる。胸のなかに、想いは一つ。義親がやって来て、秀人さんの表情
ひとつで全てを理解し、兄の礼服を玲爾に差し出して見せる。この時、玲爾の胸に
蘇った想いが、とても深いものに思えて。玲爾の挑発にすかさず抜刀する晴馬!。
戦いは幕を開け、もう二度と戻れないところへ・・・。ここからの展開のアツさ、激しさ、
せつなさ。四万さん、連載時には王子先輩名字呼びだったのが名前呼びに
変わってて、こちらのほうがふたりの付き合いの長さを感じさせてとてもいい。
しかし連載時、この展開には本当に驚いたし、まさかと思った。けれど、未だに続く
過酷な闘いの序盤に過ぎない。

ふろく小冊子に掲載された夏祭りの浴衣の話しが#31.5として巻末に収録されて
いて嬉しかった。この流れで読むとラストのページが感慨深くて・・・。あとがきの
仁さんも;;。毎月の連載で読むのとコミックでまとめて読むのとはやはり受ける
印象が違って、コミックで一気に読むとより深く世界に引き込まれる感じがする。
本誌ではまさにクライマックスを迎えていて、激しい緊迫感のただなか。
あとはもう覚悟を決めて、最後まで見守るだけ・・・。



ASUKA4月号 サムライドライブ

ASUKA4月号 サムライドライブ #33  感想

ネタバレです。
扉の言葉は、義親だった。まさか義親と秀人さんの子供時代の打ち合い、というか
ケンカが見られるとは!。こんな子供の頃から知り合いだったのは意外に思ったけど、
誠士郎と信親が至誠館に通っていた頃になるのだろうか。晴馬も一姫もまだ小さくて
すごくかわいい。義親も秀人さんも仁さんも、子供の頃から変わってなくて嬉しくなる。
誠士郎をあれほど嫌悪してた義親が、同じ敵を前に秀人さんと共闘。なにか感慨深い。
「生きて帰るためだ」。義親のこの一言、ただひとり残されるかもしれない一姫への想い。
義親は大丈夫だと思ってた。しぶとく生き残ってくれると思ってた。一姫がひとりになる
なんて考えもしなかった。思い出のなかの笑顔が泣ける・・・。ひとり兄の帰りを待つ
一姫の姿が、制服が喪服のように見えてしまって、もうどうしよう・・・。義親・・・。

秀人さんの眼!。けしてひとりではない。仲間たち、晴馬、そして仁さん。繋がってゆく
みんなの想いと命・・・。秀人さんも自分の身を守ることは選ばなかった。仁さんの
最後の言葉が。もうこれから起きることの全てを察していたみたいで、何ともせつなくて
胸打たれる・・・。モノローグに思わず泣きそうになる・・・。

晴馬たちの前には埃と漠。必ず来ると思っていた。相馬兄弟の前に立ちふさがるのは
彼らだと。22話以来、再び対峙。ひとり先をゆく晴馬は、ついに屋上に。そこで
待っていたのは玲爾と雪也さん。あああもう本当にどうなるのだろうか!!。
もう次回で最後だなんて!。来月が来ないで欲しいような早く来て欲しいような!!。
心の準備、しっかり出来るだろうか・・・;;。



          

ASUKA3月号 サムライドライブ

ASUKA3月号 サムライドライブ #32  感想

ネタバレです。
扉絵、秀人さんと義親。このふたりの組み合わせ初めてだ。ふたりともカッコイイです。
多くの生徒たちが倒れてゆくなか、先を急ぐ晴馬たち。秀人さんが剣を交える相手は、
6巻のキャラ紹介23に掲載されてる過激派のひとり、5巻で玲爾の取り巻きたちと
交戦した場にもいた人物。仁さんを無駄死にと言われて見過ごす秀人さんではない。
玲爾の側近たちが次々と行く手に立ちふさがる。厘の後ろにいるのは刹那だよな。
ハッキリ出てきたのはもしかして初めてだろうか。晴馬の圧倒的な強さと我を見失った
ような戦いぶりに、すかさず伊吹が!。晴馬が間違えそうになると、いつでも進むべき
道を正して、眼を覚まさせる伊吹。伊吹のこうゆうところが好きだ。「俺もすぐ行くから」
って言った表情もカッコイイ。その言葉をしっかり受け止めた晴馬も。

厘の言葉にキレた恋が。この後の展開に驚いた。まさか恋まで・・・!。衝撃的な
場面・・・。敵を斬ることを一瞬ためらった伊吹。俺のせいなのか、と迷う伊吹に、
他でもない真樹雄が力強い言葉をかけるところに打たれた。誰よりも真っ先に
取り乱すかと思ったのに、全て信じて覚悟を決めてる。現実をかみしめて走る伊吹。
恋に語りかける真樹雄のモノローグ、いつも背中を預けて共に戦ってきた、だから
最後まで”俺の場所”を守らせてくれ、という想いが泣ける・・・。ここまでか!と
思った瞬間、助けてくれた剣部先輩。真樹雄の表情にいろんな想いを感じて、
ウルっときた・・・。

みんながそれぞれの場所で全力で戦っている。源会長も芹澤さんも。芹澤さんが
振り返った光景に愕然。みんな・・・。こうゆう場面でもすかさず「至誠館筆頭」と
名乗って戦いの場に突き進む芹澤さんの揺らがない姿がカッコ良すぎる。
玲爾の側近は秀人さんに、ただ生き残って存在することに意味がある、と。
その言葉を真っ向否定したのは、亡き兄の礼服を身にまとった義親。覚悟と
決意の深さを感じる。秀人さんも義親もカッコイイ!。

みんな、それぞれの想いを抱えながら走り、戦う。”刹那の時”が”最期の時”に
なってしまうのか・・・。あと少しでラストとのことで寂しい気持ちはあるけれど、
最後まで晴馬たちの姿を見守りたい!と思う。



ASUKA2月号 サムライドライブ

ASUKA2月号 サムライドライブ #30  感想

ネタバレです。
扉絵の玲爾、カッコイイ。すごく怜悧な感じがして。玲爾は冷たく非道に見えるけど、
彼なりの揺るぎない信念や想いがあるのだと思う。その方向が捻じ曲がっただけで。

ついに過激派と真正面から激突。主税が初っ端から拳で活躍。主計も余裕な感じで、
やっぱりカッコイイなぁ相馬兄弟。驚く真樹雄が何に気付いたのかと思ったら、玲爾と
雪也さんが普通に壁面の非常階段登ってる!。緊迫した場面なのに、驚いてる主税の
表情がすごく良くて、思わず笑いそうに。泉秋と影が手引きをしてた。泉秋は何か
やらかすと思っていたけど、ここまできても全く歪みない行動。彼もまた自分の美学と
信念にのみ従っているのを影とのやりとりから感じる。単に主従というよりも、言葉とは
裏腹に不思議な信頼関係を感じるふたり。玲爾が久しぶりに足を踏み入れた至誠館に
高揚しているように見えるのに対して、雪也さんの表情は複雑に蔭っているように見える。

侵入を阻むために出てきた先輩たちがカッコイイ。玲爾の側近のひとりは挨って名前
だったのか。「私のための舞台だ」、という一言がまさに狂王玲爾な感じで良いです。
満足そうに微笑んでいるのも。剣部さん、四万さん、王子先輩登場。出した刀に驚いた。
柄が通常よりも長い薙刀と、剣部さんが手にしてる長~い刀は鍛冶を通じて内なる魂
から出てきた的なアレですね(違うけどそんな感じ)。これで豪快に薙ぎ払う、というより
吹き飛ばしていくのが凄い。誠士郎の遺した”彼の全て”を消す。玲爾の誠士郎への
異様な執着の深さをまざまざと感じる。それが晴馬への執着に繋がって。再び登場した
先輩ふたりがやっぱりカッコイイ。恋が主税に言った言葉、仲間への想い故の迷い。
それに対する主税の晴馬への問い掛けが!。晴馬、カッコイイ!。恋の表情もいい。
相馬兄弟も剣部さんも四万さんも王子先輩もみんなカッコ良くて、泣ける・・・。

玲爾の元へ走る晴馬たちの路を切り開く仲間たち。金田くんまですごいカッコ良くて
ビックリした。こんなイケメンな活躍する金田くんを見れる日がくるなんて!。もう
剣部さんたちの台詞が良すぎる。そしてこの後の展開に、うわあああと思った・・・。
まさか、四万さんと王子先輩まで・・・。「また後で」って剣部さんと拳合わせるところが
せつない・・・。いろいろ書きたいけど、まだ気持ち的に纏まらないので先に進みます。
伊吹の眼を通した過去の晴馬と現在の晴馬。確かな成長を感じる。

「仲間」。すごく重く感じるようになってきたその言葉。晴馬が玲爾と向かい合う時が
刻一刻近づいていることに、コワさと緊迫感を感じる。次号は一体どうなるのか。
残されたみんなの無事を祈ります・・・。



ASUKA1月号 サムライドライブ

ASUKA1月号 サムライドライブ #29  感想

信親さん・・・。しかし私個人的に玲爾も雪也さんもむしろかなり好きなタイプ。
歪んだ感じが逆に美しい人達だと思うし、敵は強くて美しいほど燃えるもの。
「全員 礼服持ってこい」。礼服!だと?!主税の一言に凄いテンション上がった。
真樹雄がすっかり落ち着いてて安心した。仁さんが背中で見せた生き様が、ちゃんと
届いていて良かった・・・。恋がニコイチとか言うと思わなかった。お前のことは俺が
面倒見てやるとか言うと思わなかった。恋と真樹雄が以前のような関係に自然に
戻ってて安心した。そのやりとりを見た伊吹と晴馬もかわいいな~。伊吹はやっぱり
前と変わらず、止めるからと言う。それが”信と義”、か・・・。みんなそれぞれに
それぞれの、信念と正義と誇りと覚悟を持って・・・。晴馬が「それでいい」と
ハッキリ言ってくれて嬉しかった。互いに解りあえないことを自然に受け入れて、
そのうえで共に歩こうとする晴馬に成長を感じて、なんか嬉しかった。

皆が正装で揃った姿がカッコイイ!。みんなに気合い入れて引っ張っていくのは
やはり主税。「至誠館総員 出んぞ!」の見開きにシビれました。この後ろ姿に
見覚えがあると思ったら、1巻の口絵じゃないですか・・・。これはもう本当に・・・。
晴馬が「ここ」と言って拳で叩いたのは伊吹の胸。”ここ”に確かに全員居るって
ことなのか~。いろいろと感動的。屋上に至誠館旗を翻し、主税を先頭に出陣。
玲爾と再び対峙する。「死に装束」って玲爾の言葉がまたいいよなぁ。バイクの
音と共に、義親も来た!。芹澤さん逃げてー!、に笑った。こうゆう時でも笑いを
とれる芹澤さんがホントいいキャラ過ぎて。「テメーこそ一人かよ」って言われた
時の秀人さんの表情が。せつない・・・。

義親が玲爾に差し出して見せたものは、兄の礼服。誠士郎、信親、玲爾、雪也。
同じ時間を至誠館で過ごし、共に卒業を迎えたありし日のひとコマに打たれる。
真っ二つに分かれた四人。一方は志半ばで潰え、一方は生きてこの場所も潰しに。
過去を思い出した玲爾の一瞬の眼が好きだ。過激派、躊躇いなく抜刀。機動隊に
固めさせたのはマスコミを遠ざけるためか。真っ先に煌邪を抜いて名乗りを上げる
晴馬、カッコイイ!!。

もうクライマックスということで、どきどきしながら読みました。次回もどうなるのか。
早く読みたいのと終わって欲しくないのと。とにかく最後まで期待してます!。